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May

『協働』が地域を創る!

◆前田 教授の講演で『協働』の必要性を再認識!

秦野市行政提案型事業の講演会「テーマ:『住民と行政の協働』~地域課題の解決に向けて~」が、18時から秦野市文化会館にて開催され、興味があり一般市民として聴講しました。

講演は、東海大学政治経済学部 学部長 前田成東 教授で、内容は、過去からの協働として、消防団、民政委員、自治会、町内会などがあり、『協働』は遠いものではないとの説明がありました。但し、大阪市は消防職員が多く、消防団がないという衝撃的な話もお聞きしました。
私が一番感じたことは、自治体、国の厳しい財政状況が『協働』の発端ではなく、急速な社会環境の変化(少子高齢化、人口減少、グローバル化等による行政ニーズの変化(多様化))から必要となっていると考えるべきだということです。
講演では、秦野市は市民活動の活性化や多様化の支援をしていないとも言われていました。本市のサポートは、はだの市民活動団体連絡協議会(れんきょう)が主体となり、保健福祉センターで行われているのですが、駅から遠く且つ18時に終了、市からの補助金も少ないとの指摘でした。
私が先日伺った、藤沢市市民活動推進センターや小田原のUMECO(おだわら市民交流センター)も駅から数分県内にあり22時まで開いています。いずれも、行政側から多額の補助金で『協働』の拠点となっています。なお、藤沢市市民活動センターでは、拠点1箇所につき2,000万円の補助金をもらい活動しているそうで、事務局長より「秦野市を何とかして欲しい。」と強く指摘頂きました。
私は、これまでも「超少子高齢化が進むこの時代では、自治体は財政的に厳しくなることは確実で、バラマキ型の自治体運営は終焉を迎え、『協働』こそがこれからの地域を創る。」と発信していましたので、この講演を聴き、「市民提案型」の協働が必要だということを改めて認識しました。
また、講演終了後、前田 教授と立ち話を行い、これからもアドバイスを頂くことをお願いしました。

◆自宅でできる生ごみ処理「キエーロ」でモニタリングを!

平成37年度末に秦野市と伊勢原市の可燃ごみ処理をしている焼却場(伊勢原清掃工場)が廃炉となり、両市の可燃ごみ処理量が大幅(1日90トンの減少)に減ることが決まっています。

秦野市は、平成33年度に目標値を掲げ、その目標の達成可否により、可燃ごみ有料化を検討することとしています。
このような状況を踏まえ、私たち市議会は、有志を募り可燃ごみ環境の状況を市民に周知すべく、キエーロの製作から展示、モニタリングなどに協力をすることとし、本日は早朝より秦野市環境資源対策課、森林づくり課などの協力を得てキエーロの製作を行いました。

◇生ごみは資源「バクテリアdeキエーロ」(葉山町)
http://www.city.settsu.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000005/5316/kie-ro.pdf