08

Apr

政務活動費(会派)の報告書を提出!



私は、会派の経理責任者をしていますので、本日、会派の「政務活動費報告書」をExcelに纏めメールで議会事務局へ提出しました。
その後、申請書と領収証、使途内容などを議会事務局にチェックしてもらった上で、立替えていた政務活動費が戻ってきます。方式的には、本市議会は「後出し方式」をとっています。
また、本市議会では、正しく使用できるように「秦野市議会 政務活動費の手引き」で使途を明確に定めていますし、各会派の使用状況や領収証をホームページでも公開しています。
さらに、視察費用や金額が大きいもの以外は、各議員が立替えた上で申請書を出し、使途などに問題がなければ支給されるというスタイルを取っていますので、問題になる可能性は限りなく低い仕組みをとっています。
この「政務活動費」は、富山市議会の不正利用事件により多くの議員が辞職し、市民の皆さまからも「秦野市議会は大丈夫か?」と聞かれる機会が多くなりました。
その事件をきっかけに、オンブズマンも政務活動費の使途を調査し、全国で不正な使途が見つかりました。
この政務活動費は、各自治体により金額が異なります。
秦野市では、一人当たり月額35,000円が使える金額となっています。
政令指定都市の市議会議員や県議会などは金額が異なり、例えば神奈川県議会では、一人当たり月額530,000円が使える金額となっています。
いずれにしましても、この政務活動費は住民の税金ですので、ムリ・ムダに使うことはできません。用途としましては、各議員の調査研究、研修、広報、広聴、住民相談、要請、陳情、各種会議の費用として設けられているもので、私たち議員としては有効に利用することにより、行政に対しより良いチェックや提案ができるというものです。

富山市議会の辞職者の話を聞くと「将来が不安で不正をしてしまった。」と言うように、公務員と同様の共済年金だったものが、私が初当選する少し前(約7年前)に、自治体の負担が大きいとの理由から廃止となり、現在では議員も会社等に属していない場合には、個人事業者と同様の国民年金のみとなりますので、将来に不安があるということも少しは理解できます。しかしながら、将来に不安を感じたとは言え、ルールを逸脱し不正利用をして良いというものではありません。
これからも、正しい政務活動費の利用に努めて参ります。

◆平成27年度収支報告書(秦野市議会)
http://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000003967/index.html