総務常任委員会の行政視察1日目は、松山市を訪れました。視察のテーマは「選挙コンシェルジュ。選挙クルー・プロジェクトについて」で、投票率をどのようにして上げる取かという組みです。松山市内には6つの大学があり、選挙コンシェルジュやクルーの取組みがしやすい環境であることは羨ましいなと感じましたが、選挙管理委員会事務局が主体となって、色々なことを仕掛けていることに驚きを感じました。また、主権者教育として、選挙のPRを要望を受けた団体の空き時間合わせて行うなど、積極的に実施されている努力が伺えます。さらに、期日前投票所の数が島などを含め38か所もあり、本市の5か所と比較すると大きな差があります。特に、商用施設や大学などにも期日前投票所が設置されていることにも驚きました。松山市では、商用施設に市の施設が入っていることから、期日前投票所に必要なネットワーク環境は整備しやすく、一方で大学は投票者の人数が少ないことから電話での確認で対応しているそうです。工夫をすれば、多くのことができることを感じました。なお、「親子投票」と表現されていましたが、親が投票に行っていた家庭に育った子どもは、成長して投票に行くというデータに触れました。親が投票に行かない家族が増加しているのは、国や地方の民度にも関連するのだと感じました。
視察終了後、夕食までの間が少しだけありましたので、松山城を訪れました。残念ながら時間が遅く天守閣には入れませんでしたが、瀬戸内海に沈む太陽を眺めなら良い景色を見ることができました。