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May

行政視察3日目

◆常任委員会視察(倉敷市)
 本日は、環境都市常任委員会にて、ジーンズとプラントの街 倉敷市を訪問させて頂きました。
 テーマは「倉敷市商工業活性化ビジョン(案)について」で、研修を受けました。

 倉敷市は、10市町で構成された高梁川流域圏という広域での連携事業がありデータサイエンティストを育成すると共に、美観地区で監視カメラによる訪問人数のカウントや人流、そして男女や年齢などをデータ分析しマーケティングした上で店舗などを検討する視察のために訪問したことがあり、今回で2度目の訪問となりました。

 今回は、コロナ禍やSDGs、セロカーボン、ウィズコロナなどで、世の中が転換期を迎える中、倉敷市は新たに商工業振興のビジョン案を策定したということで、どのようなプロセスでビジョンを決めて行ったのか内容についてご説明を頂きました。
 コロナ禍では、過去のデータは参考にならないので、ゼロベースで検討を進めたそうです。
 DXの必要性、しなやかな変革(VUCA(ブーカ))、そして大原家のワクワクや面白いことを「大いにやるべし」との言葉を使い、DXや脱炭素、そして人材育成を重視し高梁川流域圏を活用し地域全体で連携しながら何とかしていくという思いが沢山詰まったビジョンとなっていることを理解しました。

 秦野市で昨年「秦野市工業振興基本計画」が策定され、DX促進策も記載されているのですが、「IT人材研修に対する支援の充実」に留まっており中小企業への対策としては有効な対策とは言えない内容となっています。
 コロナ禍で苦しんでいる商工業者が、オープンイノベーションで新たなビジネスへと進めるようなことができるような環境づくりが秦野市でもできればと思います。