11

May

行政視察2日目

◆常任委員会視察(三豊市)
 本日は、環境都市常任委員会にて、うどん県(香川県)三豊市を訪問させて頂きました。

 テーマは「地域公共交通活性化について」研修を受けました。
 三豊市は、旧7町が合併して誕生した街で、公共交通空白地域が多かったことから、行政によるコミュニティーバスを運行することにしました。
 当時、民間バス会社は撤退していたとのことでした。今でも路線を変更しつつ運行をおこなっているそうでう。

 また、粟島でのGSM(グリーンスローモビリティー)は、島内の高齢化率が85%となる中、島内初の公共交通機関として島民の移動確保や観光客の足として試行期間として活用されています。

 このGSMは、自動運転をしているものだと思っていましたが、そうではありませんでした。
 今後、自動運転をなども検討がされるのではないかと考えます。

 その他、心に残ったのは、複数の介護施設における「共同送迎サービス」で、現在も試行的に行政が実施しているもので、今後、行政の財源負担を極力少なくし本格運用をしたいとの思いを持たれていました。さらに、デジタル地域通貨「Mito Pay」の導入も興味深く聞かせて頂きました。プレミアム付デジタル商品券は好評だったようですが、観光商品券についてはコロナ禍により殆どの利用がなかったそうです。秦野市でも今年度、地域電子通貨の導入を予算化していますので、デメリットが殆どないという評価をお聞きし安心しました。


 三豊市は、ダイハツ工業(株)やヤマハ発動機(株)、三井物産オートモーティブ(株)、(株)かもめや、日野自動車(株)など、民間企業との連携が多い、何故なのかとお聞きしたところ「三豊市政策アドバイザー(交通政策)」という方がいらっしゃるようで、アドバイザーを通じて人と人との繋がりで民間企業との協議しながら実証実験等に協力頂いているとのことでした。
秦野市も、アドバイザーを置き民間の活力を得る必要があると感じました。

 その後、SNSでバズった瀬戸内の天空の鏡「父母ヶ浜」を見学させて頂きました。ご対応頂いた三豊市の職員の方々に心より感謝申し上げます。
 そして夕刻に明日の視察先、岡山県倉敷市へ移動し、夕食まで美観地区を散歩しました。