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Feb

予算説明書

◆今週末の開会に向け

 令和3年3月第1回定例会が今週末に開会することに備え、令和3年度予算説明書などに目を通しています。

 来年度の一般会計予算規模は、今年度と比較し一般会計予算で17億円増、6会計全体で933億7,600万円と1.1%ほど増える見込みです。
 一方で、市民税は15億1,000万円減が見込まれている。
 その補填として、6億4,000万円増、臨時財政対策債3億7,000万円の増を見込んでいますが、来年度に予定されている中学校給食に関わる経費が3億8,000万円増となります。
 その歳入歳出の均衡を図るため、市の貯金である財政調整基金11億7,000万円を引き出すこととしています。
 その結果、本誌の貯金も14億4,000万円となってしまいます。
 現状では、歳入が増加する要因は、北地区の企業誘致しかなく、このままでは貯金が減る一方となることは明白です。
 歳入が増えないのであれば、歳出を減らすしかありません。
 今回の当初予算編成に際し、高橋市長は人件費以外の事業費を7%削減する指示をしたと聞いていましたが、残念ながら実行されることがなかったのだと思います。
 民間企業であれば、行政が低迷は「倒産」となってしまいますので、死者狂いで改善に向け努力します。
 しましながら、サービスレベルが下がると市民からのクレームが厳しくなるので削減や廃止することができないというのでしょうか。
 本市にのどこかにお金が湧いてくる泉がなければ、問題の解決にはなりません。