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Oct

福祉大会に出席

◆鈴木 徹 氏の基調講演を聴く  第52回 秦野市福祉大会が、クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)で開催され来賓として出席しました。  この大会は、秦野市と秦野市社会福祉協議会が主催するもので、市から63名と3団体の方々へ社会福祉協議会から18名と4団体へ表彰・感謝状が贈られました。  永年の活動に心より感謝申し上げます。  また、基調講演として「日本一あきらめの悪い高跳びの人生」というテーマでパラリンピック男子走り高跳び5大会連続出場の鈴木 徹 氏による講演がありました。  鈴木氏は、2016年に2.02mのアジア新記録を樹立されるなど、活躍をされています。  高校3年生の時、筑波大学への推薦入学が決まった後に、車を運転中に居眠りをしてガードレールに衝突し、右足のひざ下11cmを残して足を切断したそうです。  その事故から19年間アスリートを続けることができたのは、5歳の時に心臓病(心拍数32回/分)や吃音症(きつおんしょう)だったことに起源があったと自己分析をされていました。  吃音症だったことからスポーツに打ち込んだそうです。スポーツは話をしなくても活躍すれば褒めてもらえると考え、バスケット、高跳び、ハンドボール、水泳などをしたそうです。  その結果、足を切断した後も、どのようにスポーツを続けるかを考え、今の高跳びをすることになり、シドニーオリンピック・パラリンピックに出場されました。  その頃はパラリンピックの認知もなく、観客もほとんど居なく、北京大会から観客も6~7万人が入り、また、NHKの生放送も大きく注目を集める機会となったのだと分析をされていました。  鈴木氏は、「‭事故などにより手足を失った人は、誰もがパラリンピックをめざしているように思っている人達がいますが、そんな人は1,000人に1人位しかいない。」という国内の状況を受け止めた上で、「目が悪くメガネをかけている人のように、義足を皆さんにも見て頂き、慣れてもらえるようにして行きたいと思います。」と言われていました。  私たちも、海外の方々のように、義足で歩いている人を見かけたら目を逸らすのではなく、「どうしたの~?」と気軽に声を掛けることができるよう心掛けたいと思います。  鈴木氏の次の目標は、東京オリンピック・パラリンピックでメダルを取ることだと言われていまいたが、来年40歳となることもあり同年世代が戦うマスターズ大会で勝利したいという次の目標を掲げていらっしゃいました。  私もテレビの前となりますが、東京2020オリンピック・パラリンピックの高跳びに出場する 鈴木 徹 さんを応援したいと思います。