21

Oct

福祉大会(有森裕子さんの講演)から、こども食堂へ!

有森裕子さんの基調講演!

第50回 秦野市社会福祉大会が、秦野市文化会館大ホールにて開催され、来賓として出席させて頂きました。

この大会では、地域の福祉にご尽力された下記の方々への表彰が行われました。心から感謝申し上げます。
・市長表彰 10名
・市長感謝状 43名と2団体
・社会福祉協議会 5名
・社会福祉協議会感謝状 20名と5団体

休憩を挟み、第50回の記念講演としてマラソンの有森裕子さんによる基調講演が行われ、テーマは「夢を叶えるちから ~心の金メダルを目指して~」でした。

有森さんは、勉強の出来る兄を持つ長女として岡山に先天性股関節脱臼という病気を抱え生まれたそうです。
お母様が、布おむつをつける際、良く泣く子ことから気づき早期の治療ができたそうで、今でもお母様に感謝しているそうです。そのため、幼い頃の写真は両足に矯正バンドをしたもばかりだそうです。そんな状況もあり、小学校では自身の心に傷がつかないように手芸クラブに入ったそうですが、ところが体育の安藤先生に、元気のない有森さんを気に留めてもらっていたのか「明日頑張ればいいんがな!」と毎回声を掛けられたそうです。
安藤先生は、良い武器を持っていても、自分自身で物事を悪く言うと良いものも悪くなるし、良いところを見つけてやろうと思っても良いところも見えなくなってくる。「自分の持っているもので頑張ればええや~!(岡山弁)」と言われたそうです。
有森さんは、そんな声を掛けてくれる安藤先生に会いたくて、手芸クラブから陸上部へ5年生の時に移ったそうです。
そこから陸上をする機会があり、オリンピックでメダルを取ることができたのだと振り返っていました。

有森さんは、「はじめる切っ掛けは、色々あるけど、知的障害者のマラソン世界記録は、少し前に日本人が持っていた2時間28分の記録があるように、チャンスがあれば人は変化できるようになる。固定概念で障害だからと言ってチャンスを与えなくしているのかもしれない。人間は、チャンス・機会を与えられると変われる動物です。私も機会を与えてくれた方々に感謝している。」と語っていました。

これからの社会が2020を通して、機会・チャンスをつくり、共に生きて行ける社会となることを期待したいと思います。
最後に、有森さんは「スポーツを通して人間的に磨いて欲しい。」と結び講演を終えました。

オリンピックやパラリンピックに出場するのは一握りの方々です。私は有森さんが言うようにスポーツを通じて自分自身の心を磨くことは、人生の中で大切なことだと思います。

上智短大と地域で「こども食堂」!

南公民館にて、上智短大の学生と地域とで実施「ベジタステーション」を見学に伺いました。

福祉大会を終えて伺いましたので、既に昼食の直前で、カレーライスを食べ始めている時に見学をさせてもらいました。
また、市の職員(松坂さん)がいらっしゃいましたので、色々と活動内容を教えてもらいました。
この活動は、昨年8月からで、上智短大と地域の連携により始まったとのことです。市としては、広報や開催場所の予約などの支援をしているそうです。

一番重要となる運営資金は、大学の学祭や寄付で集めたもで、何とか黒字をキープしているそうです。
南公民館以外では、本町公民館でも開催し、多くの子どもたちの参加がされているそうです。
参加資格は、高校生以下と世代間交流も実現できています。
開催頻度は、月に1回程度だそうです。私は、この素晴らしい活動をどのように横展開することができるのか、少し頭を回しながら考えたいと思います。
上智短大と地域の方々に感謝するとともに、再度、ヒアリングさせて頂きたいと思いました。